水曜、パイパー・サンドラーはスノーフレーク・インク（NYSE:SNOW）のオーバーウエート（Overweight）格付けを再確認し、目標株価は240.00ドルとした。この再確認は、2024年のスノーフレーク・ユーザー・カンファレンスとアナリスト・デーを受けたもので、大企業の顧客からのフィードバックを収集する機会となった。コカ・コーラ、フィサーブ、インディード、JPモルガン、マッケソンといった有名企業を含むこれらの顧客は、スノーフレイクを重要な戦略プラットフォームとして引き続き評価している。
顧客の肯定的な声は、新情報が限られていた金融アナリストのセッションよりも重要であると見なされた。パイパー・サンドラーは、今年いっぱいの短期的な実行リスクの可能性を認めつつも、スノーフレークの新CEOであるスリダール・ラマスワミ氏の措置に自信を示した。特に、製品イノベーションのスピードアップと、IcebergのサポートやオープンソースのPolarisカタログを通じたデータの相互運用性に注力する彼のアプローチが注目された。
スノーフレークの株価は年初来で31％下落しており、S&P500の11％上昇とは対照的だ。しかし、パイパー・サンドラー社は、この下落は、リーダーシップの交代や競争環境の激化に伴う実行リスクの高まりをすでに考慮したものだと考えている。同社はまた、スノーフレークの今後1年間の企業価値／フリー・キャッシュ・フロー（NTM EV/FCF）倍率が、2年間の平均71倍に対し44倍に縮小していることも、リスクの高まりを反映していると指摘している。
最近のニュースでは、スノーフレーク社の年次ユーザー・カンファレンスとインベスター・デイを受け、みずほ、RBCキャピタル・マーケッツ、バークレイズが目標株価を調整した。みずほは「買い」のレーティングを維持したが、新製品のアップデートとNVDAとの提携拡大を含むパートナーシップを理由に目標株価を180ドルに引き下げた。RBCキャピタル・マーケッツも目標株価を183ドルに引き下げ、アウトパフォームのレーティングを維持した。
スノーフレークは、スノーフレーク・ノートブック、スノーフレーク・トレイル、一連のDevOpsツールなど、一連の新しいAI開発ツールを発表した。これらのツールは、人工知能を活用したエンタープライズグレードのアプリケーション、パイプライン、モデルの作成を効率化することを目的としている。これらの進化は、イノベーションへのスノーフレークのコミットメントと、エンタープライズAI開発のための堅牢なプラットフォームの提供を強調するものです。
さらにスノーフレークは、最新のデータアーキテクチャ向けの一般的なオープンテーブル形式であるApache IcebergのオープンカタログであるPolaris Catalogを発表した。Polaris Catalogは、企業がさまざまなプラットフォームでデータをより柔軟に管理できるようにすることを目的としている。
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