テキサス州スタフォード - 臨床段階のバイオ医薬品企業であるグリニッジ・ライフサイエンシズ社(NASDAQ:GLSI)は、2024年7月1日の米国市場開始後より、ラッセル2000およびラッセル3000指数に採用される予定であることを発表した。今回の採用は、2024年6月21日に発表されたラッセル・インデックスの年次改編に伴うもの。
同社のスネハル・パテル最高経営責任者（CEO）は、この展開が2021年に経験したような機関投資家の保有増加につながる可能性があると指摘した。今回の認定は、同社の第III相臨床試験であるFLAMINGO-01が欧州に拡大され、世界的な臨床試験施設が最大150カ所に増加する中で行われた。
FLAMINGO-01は、HER2陽性乳がん患者の術後およびトラスツズマブベースの治療後の免疫療法であるGLSI-100の安全性と有効性を評価するためにデザインされた重要な試験である。ベイラー医科大学が主導するこの試験は、プラセボ投与群における年間イベント発生率が2.4％以上であれば、80％の検出力が得られるサンプルサイズで、浸潤性乳癌の無再発生存率におけるハザード比0.3の検出を目指している。
ラッセル2000指数は、ブロードマーケットのラッセル3000指数の一部である小型株インデックスである。投資ファンドや投資家により、インデックスファンドやアクティブ投資戦略のベンチマークとして広く利用されている。ラッセル・インデックスのグローバル・インデックス・プロバイダーであるFTSE Russellは、客観的な時価総額ランキングとスタイル属性に基づいて構成銘柄を決定しています。
グリニッジ・ライフサイエンシズは、乳がん再発予防のための免疫療法GP2の開発に注力している。同社は現在、第III相臨床試験であるFLAMINGO-01を進めており、同試験とその進捗状況について引き続き情報を提供していく。
上記の情報はGreenwich LifeSciences, Inc.のプレスリリースに基づくものです。
その他の最近のニュースとして、Greenwich LifeSciences, Inc.はCEOのSnehal Patelと証券売買契約を締結した。同契約に基づき、パテルは当社普通株式174,825株を1株当たり14.30ドルで第三者割当により購入することを約束した。この取引は2024年6月18日頃に完了する予定であり、Greenwich LifeSciences社には約250万ドルの総収入が見込まれ、これらの資金は臨床開発および一般的な運転資金需要に充てられる。
パテルは、1933年証券法ルール144に基づく制限付き有価証券に分類される取得株式について、1年間のロックアップ期間に同意している。この取引に関連する株式は、証券法またはいかなる州の証券法にも登録されていないため、登録またはそのような要件からの免除がない限り、米国内で販売することはできない。
InvestingProの洞察
Greenwich LifeSciences, Inc. (NASDAQ:GLSI)がRussell 2000およびRussell 3000指数に加わる準備を進めている中、InvestingProを通じて同社の財務状況と株価パフォーマンスを見ると、投資家にとって微妙な視点が得られる。時価総額1億9,809万米ドルのGLSIがこれらの指数に採用されたことで、機関投資家や小型株企業を追跡するファンドからの注目が高まる可能性がある。
インベスティング・プロのヒントは、GLSIが2024年半ば時点で58.56%の1年価格トータルリターンを記録し、過去1年間に力強いリターンを経験していることを強調している。さらに、同社の流動資産は短期債務を上回っており、進行中の臨床試験や運営上のニーズを支える可能性のある強力な流動性を示している。
しかし、同社の財務状況はいくつかの課題も反映している。GLSIは現在利益を上げておらず、2024年第1四半期時点の過去12ヵ月間の営業利益はマイナス962万米ドルとなっている。さらに、株価は38.68という高い株価純資産倍率で取引されており、これは株価が会社の簿価に比べて相対的に割高であることを示唆している可能性がある。
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