オレゴン州ヒルズボロ - 低消費電力プログラマブル・ソリューションで知られるラティスセミコンダクター（NASDAQ: LSCC）は本日、新しいMachXO5D-NX FPGAファミリと更新されたLattice Sentryソリューション・スタックを発表し、セキュリティ領域での提供を強化しました。
MachXO5D-NX FPGAは、ハードウェアのルート・オブ・トラスト機能を備えた高度な暗号アジリティを特長とし、安全で信頼性の高い製品ライフサイクル管理を可能にするように設計されています。
この新しいFPGAファミリはラティスのNexusプラットフォームをベースとし、データ保護用にCommercial National Security Algorithm (CNSA) Suiteのセキュリティ・アルゴリズムを搭載しています。これらには、AES-256、ECDSA-384/521、SHA2-256,384/512、RSA 3072/4096が含まれます。ハードウェアのルート・オブ・トラスト機能には、イミュータブル・ブートROM、ユニーク・デバイス・シークレット（UDS）、サイドチャネル攻撃（SCA）回復力などが含まれます。
ハードウェアを補完するために、ラティスの更新されたSentryソリューション・スタックは現在4回目の反復で、NIST SP800-193に準拠したプラットフォーム・ファームウェア・レジリエンシー（PFR）ソリューションの開発をサポートします。Sentryスタックには、I2Cペリフェラル攻撃保護、SPDMとMCTPのサポートを備えた複数のQSPI/SPIモニタリング、I3Cサポートを備えたPFR 4.0ソリューションを可能にする新しいデザイン・ワークスペース・テンプレート・リファレンス・デザインが含まれています。
ラティスセミコンダクターのプロダクトマーケティング担当コーポレートバイスプレジデントであるDan Mansurは、暗号アジャイルセキュリティの重要性と、顧客の進化するセキュリティニーズに対応する同社のコミットメントを強調しました。
新製品はLattice RadiantとLattice Propel設計ソフトウェアの最新リリースでサポートされ、セキュアシステムの効率的な設計と展開に必要なツールを提供します。
ラティスセミコンダクターの先進セキュリティ・ソリューションへの進出は、通信、コンピューティング、産業、自動車など様々な市場において増加するサイバー脅威がもたらす課題に対処する技術開発に注力していることを反映しています。
本記事の情報は、ラティスセミコンダクターのプレスリリースに基づくものです。
InvestingProの洞察
ラティスセミコンダクター（NASDAQ: LSCC）はこのほど、MachXO5D-NX FPGAファミリを発表し、セキュアなプログラマブル・ソリューションの推進への強いコミットメントを示しました。この動きは、同社の財務指標と市場業績が注目されている時期に行われた。InvestingProのデータによると、ラティスセミコンダクターの時価総額は78億2000万米ドルで、半導体業界における重要性を反映している。
インベスティング・プロのヒントは、同社がPER35.39という高い利益倍率で取引されていることを強調している。これは、同社の売上高が2024年第1四半期時点で過去12ヵ月間に0.07%わずかに減少しているにもかかわらず、投資家が将来の高い利益成長を期待している可能性があることを示唆している。さらに、同社の過去12ヵ月間のPERは34.9倍で、市場の目には引き続き割高な評価となっている。
潜在的な投資家に対するInvestingProのもう一つのヒントは、アナリストが今年度の売上高減少を予想しているという懸念である。これは、2024年第1四半期に23.6%という大幅な減収を示す四半期ごとの増収率と一致している。それでも、同社の流動資産が短期債務を上回っていることは注目に値する。
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