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オラジェニクス社、経鼻脳震盪治療のプロトタイプを完成

編集者Brando Bricchi
発行済 2024-06-27 21:47
OGEN
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フロリダ州サラソタ発-神経疾患の治療開発を専門とする製薬会社オラジェニクス社(NYSE American: OGEN)は本日、自動鼻腔内デバイスのプロトタイプの完成を発表した。この装置は、受傷後の急性期に混乱し、意識が朦朧とし、あるいは意識がない可能性のある脳震盪患者に薬物を投与するためのものである。

オラジニクスの主要薬剤候補であるONP-002は、鼻腔からの投与により脳を標的とする新規化学物質(NCE)である。オラジェニクスは現在、脳震盪を起こした人の血液バイオマーカーと患者報告アウトカムに対するONP-002の有効性を評価する第II相試験を計画している。

脳震盪は、意識喪失や急性記憶障害を引き起こす可能性があり、脳震盪後の症状が長期化し、臨床転帰が悪くなることが多い。オラジェニクスの新しい自動装置は、患者が精神状態の変化により指示に従えない場合に医療スタッフが使用するように設計されている。この装置は、このような患者の臨床転帰を改善するために最適な薬物送達経路を提供することを目的としている。

オラジェニクスのマイケル・レドモンド社長は、この新技術について楽観的な見方を示し、さまざまな脳震盪傷害を治療できる可能性を強調した。レッドモンド社長は、この自動化装置は、患者の参加を必要とする同社の呼吸推進装置を補完するものであり、今後予定されている第II相試験でも使用される予定であると述べた。

脳震盪は重大な医学的問題であり、世界中で年間6,900万症例が報告されていると推定されている。一般的な原因としては、転倒、自動車事故、コンタクトスポーツなどが挙げられる。この疾患は、アルツハイマー病、パーキンソン病、慢性外傷性脳症(CTE)などの神経疾患とも関連している。脳震盪後の症状は、罹患者の最大20%に長期的な障害をもたらす可能性がある。

オラジェニクス社はまだ第II相臨床試験を開始しておらず、脳震盪の治療におけるプロトタイプ装置およびONP-002の成功は、今後の臨床試験の結果および規制当局の審査プロセス次第となります。この発表はオラジェニックス社のプレスリリースに基づくものです。

その他の最近のニュースとして、バイオテクノロジー企業であるオラジェニクス社は、NYSEアメリカン取引所から、同取引所の上場基準不適合の原因となった問題の是正を目的としたコンプライアンス・プランの承認を得た。一方、オラジェニクス社は、脳震盪やその他の神経障害を治療するために設計された新技術の第I相試験を成功裏に完了させるなど、神経治療プラットフォームで躍進を続けている。同社はまた、公募により約210万ドル、さらに私的取引により89万ドルを確保した。

オラジェニクス社は最近、ウィリアム・フランク・ピーコック博士を最高臨床責任者に任命し、軽度外傷性脳損傷(mTBI)または脳震盪を治療する同社の主要な薬剤候補であるONP-002の今後の第II相臨床試験を監督する。これは、ONP-002の安全性と忍容性が確認された40例の第I相試験に続くものである。

その他の進展として、オラジェニクス社はオーストラリア政府から提供される研究開発リベートを活用するため、オーストラリアに子会社を設立した。また、同社は ONP-002 の第 II 相試験について、開発業務受託機関である Avance Clinical と契約を締結しました。これらの最近の進展は、オラジェニクスの製品ポートフォリオの発展への継続的なコミットメントと、長期的な価値を創造するための戦略的努力を反映しています。

InvestingProの洞察

Oragenics, Inc. (NYSE American: OGEN)が神経疾患に対する革新的なソリューション、特に脳震盪患者向けの自動経鼻デバイスを推進する中、同社の財務状況と市場実績は投資家にさらなる背景を提供しています。InvestingProの最近の指標によると、オラジェニクスの株価は大幅に下落し、1ヶ月間のトータルリターンは-54.5%、6ヶ月間のトータルリターンは-81.64%となっている。これは同社の最近の業績と見通しに対する市場の反応を反映している。

財務面では、2024年第1四半期時点のオラジェニクスの過去12ヶ月間の売上高はわずか0.02億米ドルに過ぎず、同期間の売上高は-84.54%と大幅に減少した。同社の売上総利益率は-70099.44%と大幅なマイナスであり、収益性の高い売上を生み出すことに大きな課題があることを示している。これらの数字は、オラジェニクスが新医療機器と新薬候補の市場投入を目指す中で直面する財務上のハードルを浮き彫りにしている。

こうした課題にもかかわらず、InvestingProのヒントは、アナリストが今年度の売上成長を見込んでいることを強調している。さらに、同社の流動資産は短期債務を上回っており、当面の財務の柔軟性を示唆している。

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