テキサス州オースティン - クラウドベースの人的資本管理（HCM）ソフトウェアを提供するアシュア（NASDAQ：ASUR）は、身元調査サービスを提供するMyHRScreensとの戦略的提携を発表した。この提携により、アシュアの中小企業顧客に対し、採用プロセスの一環として高度な身元調査機能を提供する。
この提携によって利用可能になるサービスには、犯罪歴チェック、雇用確認、学歴確認、薬物検査が含まれる。これらの追加サービスは、企業が十分な情報に基づき、自信を持って迅速に雇用を決定できるよう支援し、雇用慣行の安全性と効率性を向上させることを目的としている。
アシュア・ソフトウェアのパット・ゲーペル会長兼最高経営責任者（CEO）は、潜在的なリスクや負債から組織を守るための身元調査の重要性を強調した。今回の提携は、成長志向の中小企業に対するアシュアのサービス提供の幅を広げるだけでなく、安全な職場の維持と雇用手続きの迅速化を支援するものだと表明した。
MyHRScreensのサービスとAsureのHCMソリューションの統合は、採用プロセスにおける正確性と法的基準の遵守を保証し、Asureの中小企業顧客の全体的な採用効率を高めることを約束する。
アシュアのHCMソリューション・スイートは、人事、給与、勤怠管理、福利厚生管理、給与税管理、人材管理を網羅している。同社はAI技術を活用し、顧客との対話を重視しながら拡張性と効率性を向上させている。
その他の最近のニュースでは、アシュア・ソフトウェアが30万ドルの純損失を出したにもかかわらず、2024年第1四半期の売上高が好調だったことが話題になった。同社は戦略的イニシアティブ、中核事業への貢献、最近の買収により、3,170万ドルの収益を上げた。アシュアはまた、2024年の売上高ガイダンスを1億2500万ドルから1億2900万ドルと再確認しており、将来の業績への自信を示している。
こうした動きを踏まえ、TD Cowen は Asure Software の目標株価を修正し、従来の 12.00 ドルから 10.00 ドルに引き下げた。この修正は、Asure Software の第 1 四半期と第 2 四半期の売上高と EBITDA 予想がまちまちで、コンセンサス予想を下回ったことを受けて行われた。
ワークデイ、SAP、HRlogicsといった企業との最近の戦略的パートナーシップや、中小企業向け401(k)退職ソリューションへの注力は、Asureの成長と革新へのコミットメントを示している。
TDコーウェンによれば、同社の将来見通しに関する記述は、2024年までの進展に伴う改善を示唆している。目標株価の引き下げにもかかわらず、TD CowenはAsure Softwareの株価にポジティブな見通しを維持している。
InvestingProの洞察
Asure (NASDAQ: ASUR)はMyHRScreensと戦略的パートナーシップを結び、人的資本管理を強化しており、同社の財務状況と市場パフォーマンスは投資家にとって考慮すべき重要な要素である。InvestingProのデータによると、アシュアは現在2億1,089万ドルの時価総額を誇っており、業界で大きな存在感を示している。同社の売上総利益率は、2024年第1四半期時点の過去12ヵ月間で71.17％と目覚ましく、業務の効率性と中核サービスの収益性を維持する能力が強調されている。
InvestingProのヒントによれば、過去12ヵ月は黒字でなかったにもかかわらず、アシュアの純利益は今年伸びると予想されている。この好転の可能性は、同社が年内に黒字化するというアナリストの予測によってさらに裏付けられている。さらに、アシュアはバランスシート上、負債よりも多くの現金を保有しており、MyHRScreensとのような戦略的パートナーシップに投資し、市場での地位を高める可能性のある財務的柔軟性を提供している。
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