[ロンドン 7日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のチーフエコノミスト、ハルデーン理事は7日、英国での新型コロナウイルス感染拡大は明らかに今後も繰り返すと見られ、英経済見通しを左右する要因の一つとなると述べた。
ハルデーン理事はバッキンガム大学のオンラインイベントで「感染拡大の第2、3、4波はどの程度の規模のものになるのか」とし、その規模により英経済の見通しが左右されるとの考えを示した。
英国では週末の間にレストランやパブなどが営業を再開。ハルデーン理事は「土曜日以降、人々の外食への支出が増加している。新型ウイルス感染拡大前の水準と比べるとまだ低調だが、それでも上向いている」と述べた。
その上で、長期見通しに対する先行き不透明性は高いとの認識を示しながらも、英経済はこれまで中銀の見通しよりも速いペースで回復したとの見方を改めて示した。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200707T212643+0000