[7日 ロイター] - 米エネルギー情報局(EIA)は7日公表した短期エネルギー見通し(STEO)で、2020年と21年の国内天然ガス生産と需要が昨年の過去最高水準から減少するとの見通しを示した。新型コロナウイルスの感染拡大抑制策に伴う経済活動鈍化とエネルギー価格下落が要因。
EIAは、20年の乾性ガス生産は日量892億4000万立方フィート、21年は842億3000万立方フィートと、過去最高だった19年の922億1000万立方フィートを下回るとの見通しを示した。
また、20年のガス消費量は日量823億5000万立方フィート、21年は786億2000万立方フィートと、過去最高だった19年の849億7000万立方フィートから減少する見込み。
年間消費の減少は17年以来。2年連続の減少は06年以来となる。
液化天然ガス輸出量は20年が日量53億5000万立方フィート、21年は72億8000万立方フィートの見通し。いずれも、19年の49億8000万立方フィートを大幅に上回る見込み。6月時点の予想は20年が日量57億立方フィート、21年は73億1000万立方フィートだった。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20200708T013138+0000