[ニューヨーク 8日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ドルが下落し2週間ぶりの安値を付けた。新型コロナウイルスの感染再拡大が懸念される一方、米ハイテク株やコモディティー価格が上昇するなど、底堅いリスク選好が見られた。
ユーロ/ドルは3週間ぶりの水準に上昇。豪ドルやニュージーランドドル、カナダドルなどコモディティー通貨も値上がりした。米国株式市場ではハイテク株の多いナスダック総合指数 (IXIC)が終値ベースの最高値を更新した。
OANDA(ニューヨーク)のシニア市場アナリスト、エドワード・モヤ氏は「投資家は株式相場の値上がりが早々には終了しないとの確信を強めているようだ。これは世界的な景気刺激対応が今後も継続するとの期待に基づいている」と述べた。
米疾病対策センター(CDC)は8日、全米のコロナ感染者数が5万0304人増加し298万2900人になったと発表。死者は932人増の13万1065人。
ドルは通貨バスケット (=USD)に対し0.5%安の96.479。
ドルは50日移動平均線が200日移動平均線を下回り、いわゆるデッドクロスが出現。デッドクロスはテクニカル的に弱気サインと認識される。
ユーロ/ドル (EUR=)は0.5%高の1.1329ドル。
豪ドル
ドル/円
ポンド/ドル
オフショア人民元
ドル/円 NY終値 107.25/107.27
始値 107.54
高値 107.59
安値 107.21
ユーロ/ドル NY終値 1.1329/1.1331
始値 1.1281
高値 1.1351
安値 1.1277