[東京 15日 ロイター] - 東京都は15日、新型コロナウイルスの感染状況について、4段階の警戒度で最も深刻な「感染が拡大していると思われる」に引き上げた。これまでは4段階で上から2番目の「感染が拡大しつつあると思われる」だった。
記者会見した小池百合子都知事は「感染拡大警報を発すべき段階」だと述べ、都民に対してガイドラインで示された十分な感染防止対策がされていない店舗などの利用を控えるよう呼びかけた。都外への不要不急の外出を控えるよう求めるとともに、22日から開始予定の政府の観光支援策「GO TO トラベル」については、実施時期や方法について「改めてよく考えてもらいたい」と語った。
東京都は、新型コロナウイルス感染症対策の専門家を交えたモニタリング会議や対策本部会議を実施。医療提供体制についてはこれまでと同様の「体制強化が必要であると思われれる」との認識が示された。
国内報道によると、15日に確認された東京都内の新規感染者は165人だった。
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