[ベルリン 13日 ロイター] - ドイツのシュパーン保健相は13日、新型コロナウイルスのワクチンは今後数カ月以内、遅くとも来年には確実に入手できるとの認識を示した。これより先、保健当局は、秋にはワクチンが準備できるとする報告を撤回していた。
同相は公共放送ZDFのテレビ番組で「私は楽観的だ。今後数カ月以内、来年には確実にワクチンを入手できる」と述べた。
同相はワクチン接種の必要回数や効果の持続期間が不明だとして、ワクチンの準備が整う時期について厳密に何月か言及することは避けた。ただ「1つ言えることは、関係者の多大な労力により、人類史上例のない速さでワクチンを手にすることになるだろう」と述べた。
ドイツ政府の公衆衛生研究機関ロベルト・コッホ研究所は12日、秋には新型コロナウイルスのワクチンができるとの見通しを盛り込んだ報告書を公表。その後、その文書は最新のものではなく誤って公表されたとして撤回した。