[ワシントン 27日 ロイター] - 米野党民主党のペロシ下院議長は27日、追加の新型コロナウイルス経済対策を巡りメドウズ大統領首席補佐官と電話協議を行ったが、打開策を見いだせずに終わったと明らかにした。
さらに、経済対策の規模を巡り、政権側が2兆2000億ドルで折り合いを付ける用意が整うまで、協議再開はないとした。
ペロシ氏とメドウズ氏はこの日、約25分間電話で協議。政権と民主党指導部による協議が今月初旬に決裂してから初の話し合いとなった。
ペロシ氏は会談後に発表した声明で「コロナ危機が国民の生活に打撃を与える中、政権が引き続き米国民のニーズを無視していることがこの日の対話で明確となった」とし、「民主党側は経済対策の中間地点である2兆2000億ドルで折り合う用意がある。政権側にその用意が整えば、われわれは詳細について交渉する」と述べた。
さらに「米国民のニーズに応えるため、経済対策の規模をこれ以上縮小することはできない」と語った。