[28日 ロイター] - 米疾病対策センター(CDC)が新型コロナウイルス感染症の検査指針を変更し、コロナ感染者と接触しても無症状であれば検査を受ける必要はないと提言したことを巡って、大半の州は従っていないことがロイターの調べで分かった。CDCの見解への不信感が浮き彫りとなった。
少なくとも33州は引き続き、コロナ感染者と接触した人に症状がなくても検査を受けるよう勧めている。16州からの回答は得られていない。ノースダコタ州はまだ決定していないとした。
CDCではこれまで、感染者と接触があった人は全員検査を受けるべきとの指針を示していた。指針の変更に当たり、食品医薬品局(FDA)や厚生省とも連携して決定したとし、「公衆衛生への妨げ」と解釈すべきではないと説明。一方、世界保健機関(WHO)は27日、新型コロナに感染した可能性のある人は、無症状であっても、可能な限り検査を受けるべきとの指針を改めて示した。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20200828T215408+0000