[ブラジリア 8日 ロイター] - ブラジルのパズエロ保健相代行は8日、2021年1月に新型コロナウイルスのワクチンが全国民に提供されると表明した。
保健相代行はソーシャルメディアに投稿した動画で、「現在ワクチン製造業者との契約を結んでいるところで、来年1月以降に届くと予想している。全国民に接種していく」と述べた。ただ、どのワクチンを使用するかなどの詳細は明らかにしなかった。
他の閣僚とともに10歳の少年ユーチューバーの質問に応えた。
ブラジルの新型コロナ被害は世界3番目に深刻で、感染者は410万人超、死者は12万7000人を超えている。感染者が多いため複数のワクチンメーカーがブラジルでの治験を目指している。
ボルソナロ大統領は8日、ワクチン接種は義務ではないとあらためて述べたが、政府は接種を促進する方針だ。