[ベルリン 10日 ロイター] - 独財務省は10日、新型コロナウイルスの影響により2020─24年の連邦政府の税収がこれまでの予想を191億ユーロ下回るとの見通しを示した。
州政府や他の自治体を含めると、税収の下振れは296億ユーロになるとしている。
ショルツ財務相はコロナ禍によりリセッション(景気後退)に陥った独経済をできるだけ早期に回復させるという決意は変わらないと強調した。
「ドイツが危機から力強く立ち直るよう連邦政府はあらゆる可能な措置を講じている」と述べ「そのためには前例のない取り組みが必要だ」と指摘した。
また新型コロナの流行は収束していないが、景気が最悪期を過ぎた兆候はあると語った。