[19日 ロイター] - 米プロバスケットボール協会(NBA)のコミッショナー、アダム・シルバー氏は19日、新型コロナウイルスのワクチンを接種しない選択をしているネッツのカイリー・アービングについて、最終的には接種することを希望すると語った。
ネッツが本拠を置くニューヨーク市では、体育館などの大きな屋内空間に入るためにワクチンを少なくとも1回は接種したことを証明する必要があり、ネッツはアービングが市の規定を満たすまで練習や試合に参加させないことを決定した。
アービングは先週、ネッツの決定を受け、ワクチン接種を拒否していることについて「自分が適切と感じることに忠実にいる」と語った。
シルバー氏は記者団に対してニューヨーク市の新型コロナ対策を尊重する立場を示し、「カイリーはワクチン接種に関して強い見解を持っているが、それでも最終的に接種を決断してくれることを願う」とコメント。
これはリーグではなくアービングと市の問題とする一方、「全選手がワクチンを接種していれば、誰にとってもベストなことだったと思う」と発言した。NBAでは約96%の選手がワクチンを接種しているという。