[香港/北京 15日 ロイター] - 中国本土と香港を結ぶ高速鉄道が15日、3年ぶりに運行を再開した。新型コロナウイルス流行以来停止されていたが、中国政府が1週間前に入境時の隔離措置を撤廃したことを受けた。
政府は14日、「ゼロコロナ」政策撤回後に病院で確認された新型コロナ関連の死者が6万人近くに上ると発表したが、こうした感染拡大にもかかわらず、一部乗客からは春節(旧正月)の帰省が容易になることに興奮や安心の声が聞かれた。
中国では21日から始まる春節を前に何億もの人々が帰省することから、さらなる感染拡大に懸念が高まっている。
高速鉄道を運行する香港鉄路(MTR) のレックス・アウヤン会長は記者団に、運行再開はまず短距離に限られると語った。長距離の再開時期は明らかにされていない。