ドイツがブロックチェーン技術の導入を検討しているという報道を受けて、アジア時間19日の主要仮想通貨価格は上昇を続けた。
19日にロイターは、ドイツはブロックチェーン技術を利用できるのかを見るために協議を始めたと報道した。ドイツは、ブロックチェーン技術を使って多くの市場プロセスを変えることを望んでいる様々なセクターの投資家から投資が集まることを期待している。
英国やシンガポールが制限付きで金融機関にブロックチェーン技術の利用を許可したことを受け、ドイツ政府は夏までにブロックチェーン技術に対する戦略を立てる予定である。ドイツはまだ仮想通貨に関連する正式な規制を定めていない。
ドイツ経済はヨーロッパで最大である。同国政府がビットコインを支えるブロックチェーン技術へ関心を持ったという報道で、アジア時間19日午前での仮想通貨価格は上昇した。
ビットコインは日本時間午後1時20分時点で前日比4.36%高の3900ドルだった。
イーサリアムは6.38%高の147.64ドル、リップルは3.48%高の0.32531ドル、ライトコインは6.71%高の47.7ドルだった。
全仮想通貨の時価総額は15日の1200億ドルから1320億ドルまで上昇した。
日本でもブロックチェーン技術に対する関心が高まっている。18日、求人情報サービスを提供しているリクルートが、投資枠が2500万ドルある同社のRSPブロックチェーン・テック・ファンドを通じてイスラエルのスタートアップ企業であるビームデベロップメントへ投資したと発表した。
同社は「ブロックチェーン技術のイノベーション促進における革新的な影響力を認識しています」、また「同時に、この新しいテクノロジーが悪用されないようにするための適切な法制度も必要不可欠と理解しています」と述べている。
米商品先物取引委員会(CFTC)のブライアン・クインテンツ委員は12日、CFTCは仮想通貨を管理するための法的能力に欠けているため、仮想通貨業界関係者は自主規制機関を創るべきだと発言した。