[7日 ロイター] - 米金融大手シティグループのジェーン・フレイザー最高経営責任者(CEO)は今週、CEO就任後初めて中国を訪問した。中国国家金融監督管理総局(NFRA)の李雲沢局長と会談し、中国事業を拡大し続ける方針を示した。
中国は、より多くの外国資本を呼び込もうとしている。先週はJPモルガンのジェイミー・ダイモンCEOが中国を訪問した。
NFRAの7日の発表によると、フレイザー氏ら幹部は「中国の経済と金融の成長に十分な自信を持っている」と述べ、シティは「その強みを生かし、中国でのビジネスを拡大し続ける」と述べた。
これに対し李局長は「中国は金融セクターをさらに開放していく」と述べた。
シティは現在、中国で法人・機関投資家向け銀行業務、グローバルマーケット、富裕層事業、その他の銀行サービスを提供。グローバルな戦略転換の一環でリテール事業は昨年12月から縮小を開始した。
シティは中国で証券会社の設立を申請中。
フレイザー氏は、新設された中国金融規制当局のトップが面会した初の外国人幹部となる。