*12:48JST 高島 Research Memo(8):2023年3月期は前期比40円増配の170円
■株主還元策
高島 (TYO:8007)は、株主に対する利益還元を経営の重要課題の1つとして認識している。
2023年3月期においては、過去最高の当期純利益を計上したことを受け、配当予想を上方修正した。
これにより、1株当たり配当金は前期比プラス40円の170円と前年を大きく上回る実績を残した。
2024年3月期に関しては中間70円、期末25円の配当を予想している。
期末配当金が25円となっているのは、同社が2023年10月に株式分割(普通株式1株につき4株の割合)を予定しているためだ。
株式分割を考慮しない場合の期末配当は、1株当たり100円、年間配当金は170円と2023年3月期と同水準を見込んでいる。
2026年3月期までの上場維持基準の適合に向けた取り組みでは、総還元性向50%(連結配当性向40%以上、機動的な自己株式の取得・消却、総還元額の下限を5億円に設定することによる)を目標に掲げ、株主還元の強化策を実行している。
これらを考慮すると、同社の株主還元を重視する姿勢は、今後も継続すると弊社では見ている。
なお、同社は自己株式の取得についても積極的で、直近では2022年11月15日~12月1日に34,700株(99百万円)の取得を実施、2023年2月2日に消却を実施した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)
高島 (TYO:8007)は、株主に対する利益還元を経営の重要課題の1つとして認識している。
2023年3月期においては、過去最高の当期純利益を計上したことを受け、配当予想を上方修正した。
これにより、1株当たり配当金は前期比プラス40円の170円と前年を大きく上回る実績を残した。
2024年3月期に関しては中間70円、期末25円の配当を予想している。
期末配当金が25円となっているのは、同社が2023年10月に株式分割(普通株式1株につき4株の割合)を予定しているためだ。
株式分割を考慮しない場合の期末配当は、1株当たり100円、年間配当金は170円と2023年3月期と同水準を見込んでいる。
2026年3月期までの上場維持基準の適合に向けた取り組みでは、総還元性向50%(連結配当性向40%以上、機動的な自己株式の取得・消却、総還元額の下限を5億円に設定することによる)を目標に掲げ、株主還元の強化策を実行している。
これらを考慮すると、同社の株主還元を重視する姿勢は、今後も継続すると弊社では見ている。
なお、同社は自己株式の取得についても積極的で、直近では2022年11月15日~12月1日に34,700株(99百万円)の取得を実施、2023年2月2日に消却を実施した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)