[ワシントン 4日 ロイター] - 米商務省が4日発表した8月の製造業新規受注は前月比1.2%増加した。前月の2.1%減から反転し、伸びは予想の0.2%を大きく上回った。出荷も力強く増加し、第3・四半期に米経済成長が加速したとの見方が裏付けられた。
前年同月比では0.5%増。連邦準備理事会(FRB)は2022年3月以降、合計5.25%ポイントの利上げを実施したが、急速な金融引き締めにもかかわらず製造業は堅調に推移している。
コンピューター・電子製品は0.3%、電気機器・家電・部品は1.0%、機械は0.6%、それぞれ増加した。自動車は0.3%増。ただ、民間航空機は15.9%減少した。
製造業出荷は1.3%増。在庫は0.3%増。受注残は0.4%増加した。
企業の設備投資計画の指標とされる航空機を除く非国防資本財(コア資本財)の受注は0.9%増。国内総生産(GDP)の企業設備投資の計算に使われるコア資本財の出荷は0.7%増。共に前回発表から改定はなかった。