[ドバイ 19日 ロイター] - イラン司法当局は19日、ベルリン国際映画祭で最高賞「金熊賞」の受賞歴があるジャファル・パナヒ監督について、2010年に言い渡された禁錮6年の実刑判決に服するため収監されると発表した。
パナヒ監督は11日、治安関連容疑で今月逮捕された2人のイラン人映画監督の事件を調べるためにテヘランの検察庁を訪れ、拘束されていた。
イランの裁判所は10年、「体制に反対するプロパガンダ」の罪でパナヒ氏に禁錮6年の刑を言い渡したほか、20年間にわたり映画製作と海外渡航を禁じていた。
パナヒ氏は「白い風船」(1995年)でカンヌ映画祭のカメラドール(新人監督賞)を受賞。2015年には「人生タクシー」で金熊賞に輝くなど、数々の国際映画賞を受賞している。