9日のマザーズ指数は大幅続落となった。
外部環境としては、中国側が米国により関税を引き上げられた場合に必要な対抗処置を取ると表明する一方で、トランプ米大統領による「中国はディールを破った」との発言の伝わりを受け、米中協議への警戒感から本日のマザーズ市場は朝方から軟調な動きであった。
前場中ごろから開始された中国株式市場などアジア株がさえないなか、個人投資家のセンチメント悪化を受け、引けにかけてマザーズ指数は下げ幅を拡大する格好になった。
なお、売買代金は概算で985.24億円。
騰落数は、値上がり54銘柄、値下がり222銘柄、変わらず6銘柄となった。
値下がり率上位銘柄では、リンクバル (T:6046)が19年9月期第2四半期の売上高が会社計画を下回ったことが嫌気され、ストップ安と値下がり率トップになり、串カツ田中 (T:3547)やキャンバス (T:4575)がそれに続いた。
4月の既存店売上高が前年同月比8.3%減になった串カツ田中は15%安となった。
売買代金上位銘柄では、オンコリス (T:4588)、UUUM (T:3990)、サンバイオ (T:4592)、アンジェス (T:4563)、チームスピリット (T:4397)、JIA (T:7172)、そーせい (T:4565)が軟調。
一方で、Amazia (T:4424)がストップ高となったほか、トビラシステムズ (T:4441)やアスカネット (T:2438)は上昇。