[ローマ 30日 ロイター] - イタリア国家統計局(ISTAT)が発表した第3・四半期の国内総生産(GDP)速報値は前期比16.1%増で、市場予想の11.2%増を大幅に上回った。
第2・四半期の前期比13%減、第1・四半期の同5.5%減から急回復した。ただ、前年比では4.7%減だった。
政府は第4・四半期も回復が継続するとみているものの、新型コロナウイルス感染拡大の第2波で新たな外出規制が敷かれたことから、達成は危ぶまれている。
ISTATによると、第4・四半期GDPが前期比で横ばいだった場合、通年の経済成長率は前年比マイナス8.2%となる見通し。第3・四半期末時点で、GDPは2015年上半期の水準まで回復してきたという。