[ベルリン 11日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁は11日、2月の企業倒産件数が前年比21.8%減少したと発表した。
ドイツは、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)が始まった昨年3月に、企業の破産申請延期を認める制度を導入。昨年の倒産件数は1999年以降で最低となった。政府は昨年10月から同制度を段階的に縮小している。今年は、昨年11月以降に提供された政府支援を待っている企業に限って今月まで破産申請が猶予されている。
連邦統計庁は、2月の数字は「コロナ危機による多くの企業の経済的問題がまだ破綻増加によって反映されていない」ことを意味すると指摘した。
4月に開始された破産手続き件数(速報)は前月比17%減少。3月は同37%増加だった。