[東京 17日 ロイター] - 経済産業省が17日発表した6月の第3次産業活動指数(季節調整済み、総合)は97.2(2015年平均=100.0)で、前月比2.3%上昇した。経産省では「総じてみれば、足踏みがみられる」としている。
11業種中、上昇方向に影響したのは9業種。
「生活娯楽関連サービス」は飲食業、娯楽業、宿泊業を中心に7.9%の上昇となった。「小売業」は織物・衣服・身の回り品小売業や燃料小売業が寄与し3.9%上昇した。「運輸業、郵便業」は道路貨物運送業、運輸に附帯するサービス業の増加で5%上昇した。「医療、福祉」は2.8%、「卸売業」は2.9%、「電気・ガス・熱供給・水道業」は3.3%、「事業者向け関連サービス」は1.0%、「物品賃貸業(自動車賃貸業を含む)」は1.2%、「情報通信業」は0.2%、それぞれ上昇した。
一方、2業種が低下方向に影響した。「金融業、保険業」は金融決済業務が減少し1.4%の低下となった。「不動産業」も1.4%の低下となった。