[10日 ロイター] - 米財務省が10日に発表した1月の財政収支は1190億ドルの黒字となった。月次での黒字は2019年9月(830億ドル)以来2年超ぶり。黒字額は19年4月(1600億ドル)以来の大きさだった。
前年同月は1630億ドルの赤字と1月として過去最大の赤字を計上していた。
1月の歳入は21%増の4650億ドル。景気回復に伴う収入増などを受け個人からの所得税などが増えた。
一方、歳出は37%減の3460億ドル。前年同月には国民に対する現金給付で1420億ドル計上していた。
当局者によると、1月は無線周波数の入札で700億ドルの歳入が計上されたことも黒字に寄与したという。
2022会計年度(21年10月1日から)の累計では2590億ドルの赤字。赤字額は前年同期(7360億ドル)から65%減少した。累計の歳入は28%増の1兆5200億ドル。歳出は8%減の1兆7800億ドル。