[パリ 14日 ロイター] - フランスのボルヌ首相は14日、来年の家計向け電気とガスの値上げ幅の上限を15%に設定すると発表した。欧州で数十年来最悪のエネルギー危機の中、消費者の痛みを軽減するためとした。
これにより、160億ユーロ(160億ドル)の拠出が発生するが、家計支出が2倍以上に膨れ上がる事態は回避できるという。一方、最貧困層の1200万世帯に最大200ユーロの小切手を発行する給付金を継続するとした。
首相は新たな価格上限について、ガスには1月から、電力には2月から適用されると説明。記者会見で「われわれは現在直面している危機に対し初期同様に行動し、適応し、フランスの人々と経済を保護する決意だ」と述べた。