[25日 ロイター] - ゴールドマン・サックスは25日、MSCIアジア太平洋株指数(除く日本)の12カ月目標を580から555に引き下げた。中国の成長低迷と不動産部門不振が波及する可能性があるとみている。
同指数は現在504ポイント前後で、年初から0.3%近く下落している。
ゴールドマンは、同指数の年末の利益成長率をマイナス2%とし、従来の横ばい予想から下方修正した。
ティモシー・モー氏らのアナリストチームは、香港、台湾、オーストラリアなどが貿易を通じて中国の需要の変化の影響を受けやすいとして、中国経済の問題が地域に波及する可能性を指摘した。
ゴールドマンは今週すでにMSCI中国株指数の通年1株利益伸び率予想を14%から11%に、12カ月目標を70から67に引き下げている。