Saeed Azhar Niket Nishant
[ニューヨーク 11日] - 米金融大手ゴールドマン・サックスは11日、住宅設備向け融資を行うグリーンスカイとその関連債権を投資会社シックス・ストリート・パートナーズ率いる投資家連合に売却すると発表した。
買収額は非公表だが、第3・四半期に1株当たり0.19ドルの関連費用を計上する。
ゴールドマンは昨年、評価額17億ドルでグリーンスカイを買収したが、リテール事業を縮小して従来の主力分野である投資銀行業務とトレーディング業務に注力する路線にかじを切っている。
デービッド・ソロモン最高経営責任者(CEO)は声明で、グリーンスカイ売却について「われわれの消費者向け事業の絞り込みにおける継続的な進歩を示すものだ」と説明した。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は関係者の話として、売却額は「5億ドル程度」と報じている。
買い手の投資家連合には米プライベートエクイティのKKRやベイビュー・アセット・マネジメントなどが名を連ねる。