[ワシントン 20日 ロイター] - 米商務省が20日に発表した第3・四半期の経常収支の赤字額は前期比7.6%(165億ドル)減の2003億ドルと、2021年第2・四半期以来、2年超ぶりの低水準となった。石油関連製品の輸出が増えた。
ロイターがまとめた市場予想は1960億ドルの赤字だった。
第3・四半期の経常赤字の国内総生産(GDP)に占める比率は2.9%と、第2・四半期の3.2%から低下。21年第1・四半期以来の低水準となった。ピークは05年第4・四半期の6.3%だった。
モノの輸出が191億ドル増の5164億ドルとなった。石油および関連製品がけん引した。
サービスの輸出は27億ドル増の2522億ドル。個人旅行が増える一方、技術・貿易関連・その他事業サービスは減った。
モノの輸入は46億ドル増の7774億ドルとなった。乗用車やその他部品・付属品が増えた。一方、非通貨金の輸入は減った。
サービスの輸入は19億ドル減の1760億ドル。海上貨物輸送が減少した。
第1次所得収支の収入は118億ドル増の3621億ドル。支出は140億ドル増の3321億ドルだった。