[ロンドン 2日 ロイター] - 2日に発表されたS&Pグローバル/CIPSの12月の英製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は46.2となり、7カ月ぶり高水準を記録した11月の47.2から低下した。
低下は4カ月ぶり。生産と雇用状況が大幅に悪化した。
速報値の46.4から下方改定され、好不況の分かれ目となる50を17カ月連続で下回った。
S&Pグローバル・マーケットのディレクター、ロブ・ドブソン氏は、製造業の新規受注の落ち込みは国内市場と欧州連合(EU)をはじめとする輸出市場で確認されており、製造業の信頼感は過去1年で最低だったと指摘した。
在庫水準や購買・雇用状況の低迷は製造業のコストに対する慎重姿勢を反映していると説明。「高金利に対する懸念と生活費高騰が需要に打撃を与えており、今後数カ月の製造業の見通しは明らかに暗い」と述べた。