【最長記録の22連騰目前で反落】13日(月)
■概況■3039.61、-24.62
13日(月)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均が反落、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexは続落となった。
値上がり数は277、値下がり数は361、変わらずは68。
JASDAQ平均は買い先行でスタートするも、前場にマイナスに転じると、後場はそのまま下げ幅を広げる展開となった。
連日の上昇で上値の重さが意識されていたなかで、本日は大型、中型株に物色が向かったことから最長記録(1989年の22連騰)目前での反落となった。
◆注目銘柄◆
アエリア (T:3758)がストップ高で上昇率トップ。
スマホゲーム「A3!」に期待する動きが継続する格好。
テイン (T:7217)は前週末に続きストップ高となった。
アルトナー (T:2163)やフォーバルRS (T:9423)は引け後に決算を控えて業績期待から先回りの動きに。
9日に株式分割の実施を発表したアイビー化粧品 (T:4918)は、浮動株が少なく値を飛ばした。
アイケイ (T:2722)は大幅続伸で高値更新。
ソルガムHD (T:6636)は、完全子会社のSUPER SORGHUM MEXICOがメキシコの農畜水産農村開発食糧省から同社製品についての推奨レターを受領したたとの発表が材料視された。
スーパーV (T:3094)は期末配当予想を従来予想から5円増配した55円とすると発表したことが好感される流れに。
ニューフレア (T:6256)は、東芝 (T:6502)が同社保有株について「今後の内外環境などに照らして、売却を検討」していると伝わったことから関心が向かった。
その他、昭栄薬品 (T:3537)、第一化成 (T:4235)、水道機工 (T:6403)などが上昇率上位にランクイン。
一方、下落率トップは前日比14%安のデジタルデザイン (T:4764)。
同社の寺井元社長が保有株を大量譲渡したことが売り材料視された。
太洋工業 (T:6663)やデュアルタップ (T:3469)は、足元の上昇に対する利益確定売りに押される展開。
夢テクノロジー (T:2458)は大幅続落で25日線を割り込んできている。
ダイケン (T:5900)は宅配ロッカー関連として連日物色が向かっていた反動安。
その他、セグエ (T:3968)、ユークス (T:4334)、GFA (T:8783)などが下落率上位にランクイン。
JASDAQ-TOP20では、ベクター (T:2656)やハーモニック (T:6324)の下げ目立つ。
その他、セリア (T:2782)、メイコー (T:6787)、夢真HD (T:2362)、田中化研 (T:4080)、ユビキタス (T:3858)、クルーズ (T:2138)など軟調な銘柄が多かった。
一方、セプテーニHD (T:4293)、インフォコム (T:4348)などが堅調。
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【連騰記録途絶えるも、引き続き物色向かう】14日(火)
■概況■3042.42、+2.81
14日(火)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20が反発、J-Stock Indexは続落となった。
値上がり数は274、値下がり数は325、変わらずは104。
前日終値を挟んでの値動き。
JASDAQ平均は売り先行でスタートした後はもみ合う展開。
その後、後場にプラスに転じ、小幅高で取引を終えている。
◆注目銘柄◆
フォーバルRS (T:9423)が一時ストップ高で上昇率トップ。
17年3月期利益予想の上方修正や復配が材料視され昨年来高値を更新。
ウェッジHD (T:2388)は、タイ上場子会社GLの株価動向で安心感が広がりストップ高まで買われた。
ホウライ (T:9679)は一時298円まで急騰し、13年5月高値を捉えている。
オプトエレクト (T:6664)は、指先でバーコード読み取るウエアラブル端末を開発との報道を受けて一時ストップ高に。
アイケイ (T:2722)、シンデン・ハイテックス (T:3131)はどちらも大幅続伸で、高値を更新している。
アエリア (T:3758)は、引き続き「A3!」が期待材料となり、06年以来の4000円台に到達。
太洋基礎工業 (T:1758)は、18年1月期の通期営業利益予想が前期比36.4%増との見通しが示され物色が向かった。
その他、ナガオカ (T:6239)、ショーエイコーポ (T:9385)、Nuts (T:7612)などが上昇率上位にランクイン。
一方、下落率トップは前日比7%安のリーバイス (T:9836)。
米リーバイスが「スマートジャケット」を今秋発売と伝わったことで13日に一時急伸。
本日は短期的な出尽くし感が広がった。
連日のストップ高となっていたテイン (T:7217)は利益確定売りが優勢に。
JエスコムHD (T:3779)は終日軟調。
ユニバーサル (T:6425)は海外募集による550万株の自己株式処分を発表した10日から売りが継続。
その他、GMOペパボ (T:3633)、フジプレアム (T:4237)、アイ・テック (T:9964)などが下落率上位にランクイン。
JASDAQ-TOP20では、エン・ジャパン (T:4849)の上げが目立つ。
その他、メイコー (T:6787)、セプテーニ (T:4293)、ベクター (T:2656)、デジタルガレージ (T:4819)などが堅調だった。
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【イベント控えて後場は手仕舞いの動きが加速】15日(水)
■概況■3012.71、-29.71
15日(水)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20が反落、J-Stock Indexは続落となった。
値上がり数は150、値下がり数は467、変わらずは81。
米株安などを背景に日経平均は売り先行でスタート。
JASDAQ平均も同様に小幅安で取り引きを開始し、前場はじり安の展開となった。
その後は、新興市場は直近で過熱感が高まっていたこともあり、イベント控えての手仕舞いの動きが広がり、マザーズ指数、JASDAQ平均は揃って後場一段安の流れとなった。
◆注目銘柄◆
山王 (T:3441)がストップ高で上昇率トップ。
第2四半期の決算が従来予想を上振れたことや通期予想の上方修正が好感された。
アイケイ (T:2722)とシンデン・ハイテックス (T:3131)は大幅続伸で連日の高値更新。
MICS化学 (T:7899)は本日の大引け後に決算発表を控え、先回りの動きに。
前日ストップ高まで買われたウェッジHD (T:2388)は節目の1000円まで戻した後は、タイ上場子会社GLの株価を睨む展開となった。
アエリア (T:3758)はスマホゲーム「A3!」が250万DL突破したことが14日に発表され、これを材料に連日で昨年来高値を更新している。
セルシード (T:7776)は厚労省より「特定細胞加工物製造許可」を取得したとの発表が買い材料視された。
その他、ジーダット (T:3841)、北川精機 (T:6327)、明豊エンタープライズ (T:8927)などが上昇率上位にランクイン。
一方、下落率トップは前日比10%安のTBCSCAT (T:3974)。
17年10月期の第1四半期の決算を発表しており、営業赤字での着地が嫌気された。
アドアーズ (T:4712)は期末配当予想の減額や株主優待制度の変更がマイナス視され急落。
オービス (T:7827)は17年10月期の第1四半期決算が売り材料に。
夢テクノロジー (T:2458)は25日線割れで売りが加速。
その他、AKIBA (T:6840)、グッドコムアセット (T:3475)、セグエ (T:3968)などが下落率上位にランクイン。
JASDAQ-TOP20では、ベクター (T:2656)の下げが目立つ。
またセプテーニ (T:4293)は一時、前日比18円安の360円まで下げ幅を広げる場面も。
デジタルガレージ (T:4819)は大引けにかけて売られる展開。
その他、平田機工 (T:6258)、夢真HD (T:2362)、田中化研 (T:4080)、ハーモニック (T:6324)、フェローテック (T:6890)が軟調となった。
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【イベント通過で安心感、本日IPOのほぼ日は初値持ち越し】16日(木)
■概況■3032.15、+19.44
16日(木)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexは揃って反発となった。
値上がり数は384、値下がり数は223、変わらずは81。
米連邦公開市場委員会(FOMC)では政策金利の引き上げが決定されたが、年内の追加利上げ見通しが据え置かれたことで利上げペース加速観測が後退。
円相場が円高に振れたことなどが重しとなり、日経平均は売りが先行。
JASDAQ平均も同様に売り先行で取引を開始。
なお、前日にイベント控えて手仕舞いの動きを見せていたこともあり、イベント通過を受けて寄り付き後はすぐに切り返し、終日順調に上げ幅を広げる展開となった。
◆注目銘柄◆
アイケイ (T:2722)が一時ストップ高で上昇率トップ。
連日高値を更新している。
パピレス (T:3641)は、1株につき2株の割合で株式分割を実施すると発表し急反発。
DWTI (T:4576)は、ライセンスアウト先のわかもと製薬から、緑内障・高眼圧症を適応症とした国内第I相臨床試験が終了し、良好な結果であったとの連絡を受けたことを公表し期待感が高まる展開。
クルーズ (T:2138)は、ゲーム株上昇の流れもあり高値を更新。
トリケミカル (T:4369)は、18年1月期の営業利益が前期比59.7%増の15.60億円との大幅増益見通しが好感された。
シンデン・ハイテックス (T:3131)は引き続き連日の高値更新。
ブロッコリー (T:2706)は、「うたの☆プリンスさまっ♪」の舞台公演プロジェクトが始動したと発表し後場一段高。
その他、野村マイクロ (T:6254)、『出前館』と新聞販売店「ASA」の協業1号店オープンを発表した夢の街創造委員会 (T:2484)、フジプレアム (T:4237)などが上昇率上位にランクイン。
一方、下落率トップは前日比12%安の3Dマトリックス (T:7777)。
15日の大引け後に発表した17年4月期の第3四半期の決算が嫌気された。
ウェッジHD (T:2388)は、引き続きタイ上場子会社の株価睨みで値動き荒い。
17年4月期の連結業績予想を発表したメガネスーパー (T:3318)は材料出尽くし感が広がる。
アスコット (T:3264)は、第三者割当増資の発表で希薄化懸念が先行。
MICS化学 (T:7899)は、前日に決算の先回り買いの動きをみせたが、通期計画の据置きが嫌気され本日は一転して売られる展開。
その他、ホウライ (T:9679)、山王 (T:3441)、アドアーズ (T:4712)などが下落率上位にランクイン。
JASDAQ-TOP20では、セプテーニ (T:4293)、平田機工 (T:6258)、田中化研 (T:4080)、フェローテック (T:6890)、メイコー (T:6787)、エン・ジャパン (T:4849)など堅調な銘柄が多かった。
なお、本日新規上場したほぼ日 (T:3560)は、代表取締役で著名コピーライターである糸井重里氏の知名度の高さに期待する投資家が多く、買い気配のまま取引を終え、初値は持ち越しとなった。
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【全体的には様子見ムード、ほぼ日初値は公開価格の約2.3倍】17日(金)
■概況■3027.55、-4.60
17日(金)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均、J-Stock Indexは反落、JASDAQ-TOP20は続伸となった。
値上がり数は260、値下がり数は346、変わらずは84。
JASDAQ平均は買い先行で取引を開始。
その後、G20財務相・中央銀行総裁会議や「森友学園」問題による政治リスクなどを見極めたいとの様子見ムードも広がったことで、11時ごろにマイナスに転じ、3023.66円まで下落。
なお、大引けにかけては、若干下げ幅を縮めている。
◆注目銘柄◆
ソレキア (T:9867)がストップ高で上昇率トップ。
富士通 (T:6702)による同社株のTOBに賛同するとの意見を表明。
TOB価格3500円にサヤ寄せする格好に。
フジタコーポ (T:3370)は、同社が今夏にも「かつてん」のFC展開を始めると一部メディアが報じたことで期待感が高まり、ストップ高。
遠州トラック (T:9057)は、一部で18年3月期の業績期待が高まった他、Amazon関連との思惑買いなども向かったようだ。
ユークス (T:4334)は、ARバーチャルアイドル事業への関心が高まり一時ストップ高まで買われた。
明豊エンター (T:8927)は17年7月期上期の営業損益が2.90億円の黒字(前年同期は1.64億円の赤字)となり、従来予想を大幅に上回っての着地が好感された。
前田製作所 (T:6281)は、特別配当実施を材料視。
アエリア (T:3758)は本日より信用規制が実施されるも、引き続き強さを見せる。
その他、清和中央HD (T:7531)、不二精機 (T:6400)、アバールデータ (T:6918)などが上昇率上位にランクイン。
なお、16日に新規上場し初値持ち越しとなっていたほぼ日 (T:3560)は、初値が公開価格の約2.3倍となる5360円となった。
初値形成時の出来高は22万800株だった。
また、本日の
買代金ランキングでは2位となっている。