(このリポートは4月1日付をもって配信を停止し、4日付からは「欧州市場サマリー」 (ネームドアイテム NNJ/EU )に統合します。詳しくはお知らせ:欧州・米国株式市場サ マリーの配信停止・統合について RSS/NOTE をご覧ください) [1日 ロイター] -
(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン) .FTSE 終値 6146.05(‐28.85) 前営業日終値 6174.90(‐28.27)
クセトラDAX指数(フランクフルト) .DAX 終値 9794.64(‐170.87) 前営業日終値 9965.51(‐81.10)
CAC40種平均指数(パリ) .FCHI 終値 4322.24(‐62.82) 前営業日終値 4385.06(‐59.36)
<ロンドン株式市場> 続落。原油安でエネルギー株が売られた。 朝方発表された3月の米雇用統計を受けて、ロンドンや欧州の株式相場はマイナス圏 で取引された。一部の投資家は、失業率が8年ぶりの低水準である4.9%から、今回5 .0%に悪化したことで、米国が近い将来の追加利上げを控える可能性が高まったと指摘 する。失業率の悪化は、総じて底堅かった統計をやや曇らせたとした。 セキュアエクイティのセールストレーダー、ジャワイド・アフサー氏は「失業率が少 し上昇したため、米雇用統計はまちまちな内容だったといえるだろう」と述べる。 アフサー氏は、世界経済の先行き不透明感を踏まえるとFT100種が6245ポイ ントの水準まで値上がりした場合は利益確定のために売りポジションをとることを検討す ると付け加えた。 原油価格の下落がFT100種をさらに押し下げた。石油大手の英BP BP.L や英・ オランダ系ロイヤル・ダッチ・シェル RDSa.L などが売られた。原油の増産凍結が世界的 な供給過剰を解消するとの見方に投資家はますます懐疑的になっている。 FT100種は年明けから1.5%値下がりしている。昨年4月につけた過去最高値 と比べると約14%安だ。中国を発端とした世界経済の鈍化懸念で世界的に株価が下がっ ている。
<欧州株式市場> 続落して取引を終えた。原油安でエネルギー株が売られたほか、 光源の世界トップメーカー、ドイツのオスラム OSRn.DE が米アップル AAPL.O への供給 企業上位リストからもれたことで値下がりした。 FTSEユーロファースト300種 .FTEU3 は19.86ポイント(1.50%)安 の1306.69で取引を終えた。取引時間中には約1カ月ぶりの安値をつける場面もあ った。第1・四半期は約7.7%安となった。 DJユーロSTOXX50種指数 .STOXX50E は51.65ポイント(1.72%) 安の2953.28だった。 朝方発表された3月の米雇用統計も重しとなった。一部の投資家は、失業率が8年ぶ りの低水準である4.9%から、今回5.0%に悪化したことで、米国が近い将来の追加 利上げを控える可能性が高まったと指摘する。 雇用統計を受けて外為市場ではドル安ユーロ高が進んだ。ユーロ高は欧州企業の輸出 競争力を削ぐことになるため、欧州市場の株価に影響した。 アドミラル・マーケッツのダレン・シンデン氏は「今のところドル安がさらに進むと 見込まれており、欧州株の重しとなるかもしれない」と述べる。 原油安で石油大手の英BP BP.L やフランスのトタル TOTF.PA が売られ、STOX X欧州600石油・ガス株指数 .SXEP は2.74%低下した。