Investing.com - 6日午前アジアの株式は、落ち込む経済指標を背景に下落している。
財新/マークイットが発表した4月の中国サービス部門購買担当者景気指数(PMI)は44.4と3ヶ月連続の50割れとなり、中国の上海総合指数は午後12時44分の時点で0.15%安、深セン総合指数は0.16%安となっている。
中国はコロナウイルスの影響下、サービス部門の解雇者数が過去最高を記録している。
3月のサービス業PMIの43を上回ったものの、分岐点である50の水準を再び下回った。
香港証券取引所に上場しているバドワイザーAPACは第1四半期に4100万ドルの純損失を計上し、香港のハンセン株価指数は0.40%下落している
日本はゴールデンウィークが明け、日経平均株価は0.10%安となっている。一方で韓国のKOSPIは0.05%高となっている。
オーストラリアのASX 200は0.41%下落している。
また、米ADP民間雇用者数4月は過去最高の2,020万人減と過去最大の数字となった。
世界の経済再開が進むものの、悪化する経済指標を無視することはできず投資家は慎重な姿勢を維持している。
ラザード・アセット・マネジメントのマルチアセット部門の共同責任者かつ米国株式部門の責任者であるロン・テンプル氏は、ブルームバーグに対し「パンデミックが成長に持続的な影響を及ぼす可能性については、引き続き懸念している」とし、「国や企業は大きな負債を抱えることとなり、投資やイノベーションが低下するだろう」と述べている。