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日経平均は続落、地政学リスクから円高・株安進み一時18500円割れ

発行済 2017-04-12 15:55
更新済 2017-04-12 16:00
日経平均は続落、地政学リスクから円高・株安進み一時18500円割れ
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日経平均は続落。
北朝鮮やシリア情勢を巡る地政学リスクの増大で、米国債利回りの低下とともに1ドル=109円台まで円高が進み、本日の日経平均はこれを嫌気して155円安からスタートした。
輸出関連株や金融株を中心に幅広い銘柄が売られた。
朝方には一時18460.59円(前日比287.28円安)まで下落し、取引時間中としては昨年12月7日以来、約4ヶ月ぶりに18500円を割り込む場面があった。
売りが一巡したのちも18500円台前半を中心とした軟調もみ合いが続いた。


大引けの日経平均は前日比195.26円安の18552.61円となった。
東証1部の売買高は19億2407万株、売買代金は2兆2136億円だった。
業種別では、石油・石炭製品、非鉄金属、輸送用機器が下落率上位だった。
一方、水産・農林業、陸運業、建設業の3業種のみ小幅に上昇した。


個別では、東芝 (T:6502)が売買代金トップで続落となった。
前日に監査の適正意見がない第3四半期決算を公表し、売り買いが交錯した。
トヨタ自 (T:7203)、三菱UFJ (T:8306)、ソフトバンクG (T:9984)、任天堂 (T:7974)、三井住友 (T:8316)などその他売買代金上位も全般軟調。
前日決算発表したユニファミマ (T:8028)やABCマート
(T:2670)が大きく売られ、取引時間中に決算発表したライフコーポ (T:8194)も急落した。
また、竹内製作所 (T:6432)、ローツェ (T:6323)、岡村製 (T:7994)などが東証1部下落率上位となった。
一方、ファーストリテ (T:9983)、NTT (T:9432)、7&iHD (T:3382)、三井不 (T:8801)は小じっかり。
イズミ (T:8273)、スギHD (T:7649)、吉野家HD (T:9861)は決算を受けて買われた。
また、防衛関連の石川製 (T:6208)や豊和工 (T:6203)が物色を集め、ストップ高となった。
なお、本日東証1部に上場したLIXILビバ (T:3564)は公開価格を下回る初値形成となったが、その後買いを集めた。

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