[22日 ロイター] - サウジアラビア国有石油会社サウジアラムコは22日、中国の民営石油化学大手、恒力石化の株式10%の取得に向け、協議していると明らかにした。
アラムコは、恒力石化の親会社、恒力集団と協議しており、今回の株式取得案に関する覚書を交わしたと説明。株式取得には、デュー・デリジェンス(資産査定)と規制当局の承認が必要になるという。
アラムコは株式取得について、付加価値の高い主要市場の下流部門における事業拡大、製油・石油化学事業の促進、および長期的な原油供給契約の確保を目指しているアラムコの戦略に見合っていると述べた。
恒力石化は、遼寧省に製油所(日量処理能力40万バレル)と総合石油化学施設を保有・操業。このほか、江蘇省と広東省にも複数施設を所有・運営している。