6日の香港市場はまちまち。
主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比22.88ポイント(0.10%)安の21831.62ポイントと4日ぶりに反落する一方、本土企業株で構成されるH株指数は47.82ポイント(0.48%)高の9931.53ポイントと4日続伸した。
売買代金は783億1400万香港ドル(5日は759億1800万香港ドル)。
買い先行も上値の重い展開。
米利上げ時期が年明けにずれ込むとの観測を引き続き材料に、朝方は小高く推移したものの、徐々に上げ幅を削った(ハンセンはマイナス)。
ハンセン指数は昨日まで3日続伸し、約2週ぶりの高値を付けているため、戻り売りの圧力が強まっている。
ハンセン指数の構成銘柄では、パソコン(PC)世界最大手の聯想集団(レノボ・グループ:992/HK)が3.4%安、全国展開型デベロッパーの中国海外発展(688/HK)が3.2%安、中国ビール事業大手の華潤創業(チャイナ・リソーシズ:291/HK)と通信キャリア大手の中国聯通(チャイナ・ユニコム:762/HK)がそろって3.1%安と下げが目立った。
香港拠点の不動産株も総じてさえない。
半面、自動車セクターは高い。
比亜迪(BYD:1211/HK)が5.3%、吉利汽車HD(175/HK)が4.6%、広州汽車集団(2238/HK)が4.1%、東風汽車集団(489/HK)が1.8%ずつ上昇した。
政策支援の動きが改めて好感されている。
なお、本土マーケットは、10月1日から7日まで国慶節連休で休場となっている。
【亜州IR】