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27日の中国本土市場概況:上海総合1.5%高と3日ぶり反発、中国の政策期待が支え

発行済 2016-06-27 17:22
更新済 2016-06-27 17:33
27日の中国本土市場概況:上海総合1.5%高と3日ぶり反発、中国の政策期待が支え
週明け27日の中国本土マーケットは値上がり。
主要指標の上海総合指数は、前営業日比41.42ポイント(1.45%)高の2895.70ポイントと3日ぶりに反発した。
上海A株指数も上昇し、43.40ポイント(1.45%)高の3030.98ポイントで引けた。
外貨建てB株相場も値上がり。
上海B株指数は3.68ポイント(1.08%)高の343.68ポイント、深センB株指数は15.44ポイント(1.45%)高の1083.54ポイントで終了した。
中国の政策期待が支え。
鉄鋼大手グループの再編計画が明らかとなるなか、中央企業(中央政府に直属する国有企業)の改革が進展すると好感された。
中国人民銀行(中央銀行)の緩和スタンスも追い風。
人民銀は27日、リバースレポを通じて2700億人民元に上る資金を供給した(約4カ月ぶりの大きさ)。
また市場では、当局が近く預金準備率の再引き下げに動く——との観測も流れている。
ベンチャー企業株で構成される深セン創業板指数も大きく上昇し(前日比3.03%高で終了)、中小型株を好む個人投資家のセンチメントを上向かせた。
前週末の軟調地合いを継ぎ、指数は小安く寄り付いたものの、程なくプラスに切り返し、中盤から上げ幅を広げている。
業種別では、鉄鋼株の上げが目立つ。
大手の馬鞍山鋼鉄(600808/SH)が2.2%上昇した。
石炭や非鉄などの資源株、インフラ関連株、証券株、不動産株、消費関連株などもしっかり。
ITハイテク関連株や軍事関連株は急伸。
ソフトウエア開発の東軟集団(600718/SH)が7.6%高、衛星通信機器メーカーの中国東方紅衛星(600118/SH)が6.2%高で引けた。
【亜州IR】

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