(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン)<.FTSE>
終値 5307.34(+44.80)
前営業日終値 5262.54(‐ 0.31)
--------------------------------------------------------------------------------
クセトラDAX指数(フランクフルト)<.DAX>
終値 6155.93(+89.01)
前営業日終値 6066.92(+10.21)
--------------------------------------------------------------------------------
CAC40種平均指数(パリ)<.FCHI>
終値 3617.32(+73.77)
前営業日終値 3543.55(‐16.81)
--------------------------------------------------------------------------------
<ロンドン株式市場> 反発。ユーロ圏の債務問題に対する懸念が和らいだことでリス
ク選好姿勢が回復、銀行・商品(コモディティー)関連株に買いが入った。
FT100種総合株価指数<.FTSE>終値は一時5341.41まで上昇した。
CMCマーケッツの株式部門を統括するジミー・イェーツ氏は「欧州発の悪材料がさら
に出てくるのではないかと市場は息をこらしている。こうした状況下で株価が上昇したと
しても、持続するのは難しい」と指摘。「市場参加者は少しでも株価が上昇すれば利益確
定に動くため、株価上昇は長続きしないとみている」と述べた。
この日の取引では、ギリシャへのエクスポージャーに対する懸念から売られていた銀行
株が買い戻され、市場全体にリスク選好の動きが広がるきっかけとなった。バークレイズ
英ヘッジファンドのマン・グループ
ナーズ
され、前日の下げを上回る上昇をみせた。
前日に急落した商品価格が回復したことで、商品関連株に押し目買いが入った。リオ・
ティント
は1.6─2.7%高で取引を終えた。
エネルギー関連株も上昇し、BGグループ
BP
一方、英保険大手プルーデンシャル
ン・インターナショナル・グループ(AIG)
延期していた総額210億ドルの株主割当増資を実施すると発表した。
<欧州株式市場> 主要株価指数が3営業日ぶりに反発して終了。ギリシャが国債償
還を前に欧州連合(EU)から融資145億ユーロを受領したことを受けてソブリン債
懸念が和らいだ。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は13.58ポイント(1.34%)
高の1026.64で取引を終えた。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>終値は62.87ポイント(2.39%)
高の2698.21。
銀行株が買われ相場を押し上げた。バンコ・サンタンデール NPP.PA>、UBS た。 ラング・アンド・シュワルツ(フランクフルト)のストラテジスト、 ジュゼッペグイ ド・アマト氏は「悪いニュースがなく(相場が)再び上昇するときだ」とした上で「緊急 支援措置をめぐる最終決定の行方を見極めようとする向きもある」と述べた。 ユーロ圏16カ国が財務相会合を開き、ギリシャ危機の波及回避に向けて前週打ち出し た支援策の詳細などについて協議したことを受け、市場のセンチメントが改善する場面も あった。 米原油先物 L>、BGグループ 8─2.1%値を上げた。 この日発表の経済指標では、欧州連合(EU)統計局が発表した4月のユーロ圏16カ 国のEU基準消費者物価指数(CPI)改定値は、前年比1.5%上昇し、エコノミスト 予想と一致した。 英国立統計局が発表した4月のCPIは1年5カ月ぶり水準に上昇した。アルコールや たばこへの増税、食料品・婦人服の価格上昇が背景にある。 ドイツの欧州経済センター(ZEW)が発表した5月の独景気期待指数は45.8とな り、前月の53.0から低下した。市場予想も下回った。 [東京 19日 ロイター]