22日のマザーズ指数は、大幅に5営業日続伸となった。
欧米の軟調な経済指標が嫌気されて前日の米NYダウが下落した流れを引継いで、朝方はマザーズ銘柄にも売りが先行した。
しかし、前日に引き続きアンジェス (T:4563)をはじめとしたバイオ関連に対して関心が向かったことから、マザーズ指数はプラスに切り返して75日線(919.59pt)水準を試す展開となった。
その後は、週末要因の利益確定の動きもあったものの、後場にかけて安倍首相と黒田日銀総裁による会談が伝わると、再び押し目買いが入る格好に。
なお、売買代金は概算で1408.96億円。
騰落数は、値上がり129銘柄、値下がり135銘柄、変わらず9銘柄となった。
値上がり率上位では、JR東日本子会社と無人決済店舗の事業化に向けた合弁会社設立で基本合意したサインポスト (T:3996)がストップ高比例配分となったほか、イノベーション (T:3970)やアンジェスがストップ高水準まで買い進まれた。
売買代金上位では、スマートフォン決済サービス「メルペイ」に期待した買いが継続したメルカリ (T:4385)のほか、ソレイジア、UUUM (T:3990)、オンコリス (T:4588)、リンク (T:4428)が上昇。
一方で、サンバイオ (T:4592)、Kudan (T:4425)、チームスピリット (T:4397)は軟調。
なお、本日マザーズ市場に上場した識学 (T:7049)は初日を買い気配のまま終えた。