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NY市場サマリー(13日)

発行済 2019-08-14 06:55
更新済 2019-08-14 07:01
NY市場サマリー(13日)

[13日 ロイター] - <為替> ドルとオフショア人民元が上昇。トランプ政権が来月からの対中追加関税を一部延期すると発表したことを受けた。

米通商代表部(USTR)は13日、9月1日に発動予定の中国製品に対する10%の追加関税のうち、ノートパソコンや携帯電話など一部製品への発動を延期すると発表した。[nL4N2593ID]

ドルは対円で上昇。取引終盤のドル/円は1.28%高の106.65円。ドル指数 (DXY)は0.45%高の97.815。オフショア人民元は1.25%高の1ドル=7.0125元。

CMEグループのフェドウオッチによると、年内の2─3回の利下げは市場に織り込まれているが、年内に2回利下げされる確率は前日の45.7%から49.3%に上昇する一方、年内3回の利下げ確率は36.1%から32.8%に低下した。

米労働省が13日発表した7月の消費者物価指数(CPI)が前月比0.3%上昇したこともドル高を支援した。[nL4N25934N]

金融市場は9月の米利下げを完全に織り込んでいる。9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で25ベーシスポイント(bp)の利下げが実施される確率は前日の84.6%から95.0%に上昇する一方、50bpの利下げ確率は低下した。

<債券> 米2年債と10年債の利回り差が縮小し、12年超ぶりの水準。貿易摩擦を巡る懸念や政治を巡る世界的な緊張の高まりを受け、経済に対する市場の不安を映した。

リフィニティブによると、米2年債と10年債の利回り差は0.6bp縮まり、2007年6月以来の低水準となった。長短金利が逆転すれば米サブプライム住宅ローン危機のさなかだった07年6月以来となる。

イールドカーブからは弱気シグナルが見られたが、米債利回りは全体的に上昇。アナリストによると、USTRによる対中追加関税の延期発表が少なくとも現時点では米中貿易摩擦の緩和につながったという。[nL4N2593ID]

2年債と10年債の利回り差はUSTRの発表後にこの日の最高水準を記録。30年債利回りは3年超ぶりの低水準から切り返した。序盤の取引では過去最低の2.08%割れが懸念されていた。

13日発表された7月CPIも利回りをやや押し上げた。

午後の取引で、米指標10年債利回りは前日終盤の1.64%から1.681%に上昇。30年債利回り (US30YT=RR)も前日の2.13%から2.14%に上昇した。序盤には16年7月以来の低水準となる2.097%を付けていた。

2年債利回り (US2YT=RR)も前日の1.58%から1.666%に上昇した。

<株式> 上昇して終了。米政府が対中追加関税措置の発動を一部延期すると発表したことを受け、広範な買いが入った。

発表を受け、米中貿易摩擦やリセッション(景気後退)を巡る懸念が後退。アップル (O:AAPL)などハイテク株が主要3株価指数の上昇をけん引した。関税延期の恩恵を得るとみられるアップルは4.2%高。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数) (SOX)は3.0%高。

セクター別では全11業種が上昇。情報技術 (SPLRCT)と一般消費財 (SPLRCD)が最も値上がりした。

玩具や靴などが関税延期の対象となったことでナイキ (N:NKE)が2%高となったほか、玩具メーカーのハスブロ (O:HAS)とマテル (O:MAT)がそれぞれ2.7%、4.6%上昇した。

米メディア大手CBS (N:CBS)とバイアコム (O:VIAB)はそれぞれ1.4%高と2.4%高。株式交換による再統合での合意を発表した。[nL4N2593H9]

<金先物> 米中貿易摩擦の緩和期待が膨らむ中で手じまい売りが台頭し、小反落。中心限月12月物の清算値は前日比3.10ドル(0.2%)安の1オンス=1514.10ドル。米中貿易摩擦の激化に伴う世界経済の減速懸念のほか、逃亡犯条例改正案に抗議する香港のデモ拡大、アルゼンチンの政局不安を背景とした通貨急落などをにらみ、朝方までは投資家のリスク回避姿勢が継続。金塊は「質への逃避」を目的に買われ、早朝には一時1546.10ドルまで上値を伸ばした。

しかし、USTRが午前、中国からの輸入品ほぼすべてに制裁関税を拡大する「第4弾」を9月1日に発動すると正式に発表した上で、携帯電話やPCなど一部製品への適用は12月15日まで延期する方針を表明。また、2週間以内に再度電話協議を行う予定が明らかにされたことで金塊への資金流入が止まり、相場は一転して急落、一時1488.90ドルの安値を付けた。

ただ、両国対立の構図に変化はないとの見方が広がるにつれ、その後は徐々に下げ幅を 縮小。1500ドルの節目を回復し、前日清算値近くまで値を戻した。 金塊現物相場は午後1時半現在、3.095ドル安の1503.300ドル。

<米原油先物> 米中貿易摩擦激化に対する懸念が和らぐ中で買い進まれ、大幅続伸。米国産標準油種WTIの中心限月9月物の清算値は前日比2.17ドル(4.0%)高の1バレル=57.10ドルだった。10月物は2.25ドル高の57.10ドルとなった。USTRの発表を受けて、投資家のリスク姿勢が後退し、米株価が大幅高。株式と並んでリスク資産とされる原油にも買いが入った。

また、ロイター調査によると、9日までの1週間で米原油在庫が280万バレル減少したとみられている。需給引き締まり観測が強まっていることも原油の買いを後押ししたもようだ。

ドル/円 NY終値 106.73/106.76

始値 105.20

高値 106.97

安値 105.13

ユーロ/ドル NY終値 1.1169/1.1172

始値 1.1214 (EUR=)

高値 1.1228

安値 1.1171

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 101*28.50 2.1640% (US30YT=RR)

前営業日終値 102*21.00 2.1300%

10年債(指標銘柄) 17時05分 99*09.50 1.7018% (US10YT=RR)

前営業日終値 99*27.50 1.6400%

5年債(指標銘柄) 17時05分 100*25.00 1.5856% (US5YT=RR)

前営業日終値 101*08.50 1.4850%

2年債(指標銘柄) 17時05分 100*04.88 1.6706% (US2YT=RR)

前営業日終値 100*10.50 1.5800%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 26279.91 +372.54 +1.44 (DJI)

前営業日終値 25907.37

ナスダック総合 8016.36 +152.95 +1.95 (IXIC)

前営業日終値 7863.41

S&P総合500種 2926.32 +42.57 +1.48 (SPX)

前営業日終値 2883.75

COMEX金 12月限 1514.1 ‐3.1

前営業日終値 1517.2

COMEX銀 9月限 1698.5 ‐8.6

前営業日終値 1707.1

北海ブレント 10月限 61.30 +2.73 (LCOc1)

前営業日終値 58.57

米WTI先物 9月限 57.10 +2.17 (CLc1)

前営業日終値 54.93

CRB商品指数 173.0865 +2.4635 (TRCCRB)

前営業日終値 170.6230 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20190813T215445+0000

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