[11日 ロイター] - <為替> ドルが幅広い通貨に対して下落した。トランプ米大統領の米中通商協議に関する発言が背景。
トランプ氏は9日、中国との通商協議は「とてもうまく」進んでいると述べる一方、米国にとって適切な内容である場合しか合意を受け入れないという考えを示した。[nL3N27Q0IV]
また、協議は望んでいたよりもゆっくりとしたペースで進んできたとし、米国よりも中国側の方が合意を望んでいると指摘。さらに、関税撤廃に関して誤った報道があると述べた。
終盤の取引でドル指数 (DXY)は0.15%安の98.202。対ユーロ (EUR=)でも0.15%の1.103ドル。
安全資産の円に対しては0.21%安の109.02円。対スイスフランでは0.42%安の0.993フラン。
オフショア人民元は0.3%安の7.009元。
英ポンドは0.63%高の1.285ドル。この日発表された第3・四半期(7ー9月)の国内総生産(GDP)伸び率は、景気後退(リセッション)を示す2期連続のマイナス成長こそ逃れたものの、前年比の伸びはプラス1.0%にとどまり、2010年第1・四半期以降で最低となった。[nL4N27R2CL]
<債券> ベテランズデーのため休場。
<株式> S&P総合500種 (SPX)とナスダック総合 (IXIC)が下落して取引を終えた。トランプ米大統領の発言を受け、米中通商協議を巡る懸念が再燃した。ダウ工業株30種 (DJI)は、ボーイング株 (N:BA)の上昇に支援され、ほぼ変わらずだった。
主要株価3指数は前週末8日にそろって最高値を更新していた。
<金先物> チャート要因の売りなどに押され、3営業日続落した。12月物の清算値は前週末比5.80ドル(0.40%)安の1オンス=1457.10ドルと、中心限月ベースで8月1日以来約3カ月半ぶりの安値となった。
<米原油先物> 米中貿易協議の行方をめぐり不透明感が広がる中、反落した。米国産標準油種WTIの中心限月12月物の清算値は前週末比0.38ドル(0.66%)安の1バレル=56.86ドルだった。1月物は0.36ドル安の56.90ドルとなった。
ドル/円 NY午後4時 109.04/109.07
始値 108.93
高値 109.10
安値 108.91
ユーロ/ドル NY午後4時 1.1032/1.1033
始値 1.1025 (EUR=)
高値 1.1043
安値 1.1026
終値 前日比 %
ダウ工業株30種 27691.49 +10.25 +0.04 (DJI)
前営業日終値 27681.24
ナスダック総合 8464.28 -11.04 -0.13 (IXIC)
前営業日終値 8475.31
S&P総合500種 3087.01 -6.07 -0.20 (SPX)
前営業日終値 3093.08
COMEX金 12月限 1457.1 ‐5.8
前営業日終値 1462.9
COMEX銀 12月限 1680.2 ‐2.1
前営業日終値 1682.3
北海ブレント 1月限 62.18 ‐0.33 (LCOc1)
前営業日終値 62.51
米WTI先物 12月限 56.86 ‐0.38 (CLc1)
前営業日終値 57.24
CRB商品指数 179.4132 ‐1.8618 (TRCCRB)
前営業日終値 181.2750 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20191111T220510+0000