[ワシントン 13日 ロイター] - 米労働省が13日発表した11月の輸入物価指数は前月比0.2%上昇し、前月の0.5%下落から小幅に持ち直した。基調としては弱いままであり、輸入物価が抑制されていることを示した。市場予想と一致した。
輸入物価には関税が含まれていない。
11月の前年同月比は1.3%下落した。10月は3.0%下落していた。
最近の物価統計はまちまちな内容だ。今週発表された11月の消費者物価指数(CPI)は好調に伸びたが、卸売物価指数(PPI)は横ばいだった。
米連邦準備理事会(FRB)は11日、金利を据え置いた。経済が非常に緩やかに伸び続け、失業率が低水準を保つと見込まれる中、少なくとも来年末までは金利を据え置くことを示唆した。
11月の輸入物価の内訳は、燃料・潤滑油が前月比2.6%上昇。10月は2.5%下落していた。石油製品は1.1%上昇。10月は3.3%下落していた。
食品は2カ月連続で0.3%下落した。
燃油と食料を除くコア輸入物価は前月比0.1%下落した。10月は0.2%下落していた。11月の前年同月比は1.3%下落した。
資本財は0.3%下落。自動車・同部品は0.1%上昇した。自動車を除く消費財は横ばいだった。
中国からのモノの輸入物価は0.1%下落。10月も0.1%落ち込んでいた。前年同月比では1.7%下落した。
11月の輸出物価は前月比0.2%上昇した。10月は0.1%下落していた。11月の前年同月比は1.3%下落。10月は2.3%下落していた。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20191213T170652+0000