サイバーマンデー特売。最大60%引きInvestingPro特別セールを請求する

ユーロ圏総合PMI速報値、12月は横ばいの50.6 外需低迷で製造業軟調

発行済 2019-12-17 01:33
更新済 2019-12-17 01:37
ユーロ圏総合PMI速報値、12月は横ばいの50.6 外需低迷で製造業軟調

[16日 ロイター] - IHSマークイットが16日に発表した12月のユーロ圏総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は50.6と、前月から横ばいとなり、予想中央値の50.7を下回った。サービス部門が改善したものの、外需が軟調だったことで製造業部門が圧迫された。

指数は50が景況拡大と悪化の分かれ目となる。

製造業PMI速報値は45.9と、46.9から低下。予想の47.3も下回った。50を下回るのは11カ月連続。

一方、サービス部門PMI速報値は52.4と、51.9から上昇し4カ月ぶりの高水準を付けた。予想の52.0も上回った。

オックスフォード・エコノミクスのエコノミスト、ニコラ・ノービル氏は「経済活動は全般的に安定化しつつあるが、製造業PMIが大きく低下したことで、ユーロ圏の製造業部門がまだ苦境から脱しきれていないことが改めて示された」と指摘。「新規受注など改善の暫定的な兆しは一部で見られているが、雇用創出ペースが約5年ぶりの低水準となるなど、労働市場は減速している」とし、今回の結果はユーロ圏の経済成長率が第4・四半期は0.1%にとどまるとの見通しと一致するとの見方を示した。

生産を示す指数は45.9と、47.4から低下。11カ月連続で50を下回った。

モルガン・スタンレーのエコノミストは今回の結果は「軟調ではあるが、希望が持てる」内容だったと指摘。「欧州中央銀行(ECB)が金利を現行水準に維持する中、来年は緩やかな加速が見られると予測している」とした。

IHSマークイットが発表したドイツの12月の総合PMI速報値は、前月と同じ49.4と、景況拡大と悪化の節目である50を4カ月連続で下回った。サービス部門が好調だったが、製造業の悪化で帳消しとなった。[nL4N28Q2CX]

フランスの12月の総合PMI速報値は52.0と、前月の52.1から小幅低下。3カ月ぶりの低水準だが、好不況の分かれ目となる50は上回った。[nL4N28Q2A3]

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます