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NY市場サマリー(19日)

発行済 2020-02-20 07:53
更新済 2020-02-20 07:57
NY市場サマリー(19日)
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[19日 ロイター] - <為替> 主要通貨に対するドル指数が3年ぶり水準に上昇。中国で新型コロナウイルスの新たな感染者数が減少したことや景気刺激策への期待から、安全資産である円は9カ月ぶり安値を付けた。

堅調な米指標のほか、米経済について慎重ながらも楽観的な見方を示した連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨もドルを支援した。

ドルは対円で1.29%上昇し、5月以来の高値となる111.28円。円の下落率は半年ぶりの大きさ。

米連邦準備理事会(FRB)が公表した1月28─29日のFOMC議事要旨によると、政策当局者は、新型ウイルスの感染拡大に伴う新たなリスクを認める一方、年内の金利据え置きについて慎重ながらも楽観的な見方を示したことが分かった。

この日発表された1月の住宅着工件数(季節調整済み)は年率換算で前月比3.6%減の156万7000戸と、市場が見込んでいた142万5000戸までは落ち込まなかった。許可件数は約13年ぶりの高水準となり、住宅市場が底堅さを保っていることを示唆した。

また、1月の卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は前月比0.5%上昇と、2018年10月以来の大幅な伸びとなった。

ドル指数 (=USD)は一時、99.73まで上昇。その後は、0.16%高の99.601で推移した。

ユーロは小幅高の約1.08ドル。英ポンドは1.30ドルを下回り、1週間超ぶり水準に下落。1月の消費者物価指数(CPI)上昇率が前年比1.8%と、6カ月ぶりの高水準となったことを受けた。

<債券> 新型コロナウイルスの感染拡大に対応するために中国当局が一段の措置を打ち出すとの期待からリスク選好度が回復し、国債が売られたことで利回りが上昇した。

中国で新型ウイルス感染による肺炎の死者数は2000人を超えたものの、感染の拡大ペースは鈍化している。

BMOキャピタル・マーケッツ(ニューヨーク)の米金利戦略部門責任者は「株式相場は堅調に推移している」と指摘。「新型ウイルスの感染拡大が世界的な経済成長に及ぼす影響が注目されている。影響はアジアから始まり、供給網に波及し、おそらくある時点で米経済見通しにも及ぶ」と述べた。

10年債 (US10YT=RR)利回りは1ベーシスポイント(bp)上昇の1.57%。

<株式> S&P総合500種 (SPX)とナスダック総合 (IXIC)が最高値を更新して取引を終えた。中国の追加刺激策への期待から新型コロナウイルスの感染拡大による経済への影響を巡る懸念が後退した。

FRBが公表した1月のFOMC議事要旨で、新型ウイルスの感染拡大に伴う新たなリスクを認める一方、年内の金利据え置きについて慎重ながらも楽観的な見方を示したことも、市場を支援した。 中国本土での新たな感染者は2日連続で減少した。

市場関係者を対象にした調査によると、中国人民銀行(中央銀行)は20日に銀行貸し出しの指標金利であるローンプライムレート(LPR)を引き下げる見通し。

専門家は「投資家の間では、新型コロナウィルスを巡る状況は最悪期を脱したとの安心感が広がっているようだ」と指摘。「中央銀行の支援に勇気づけられている」と語った。

アップル (O:AAPL)は1.4%上昇。1─3月期の売上高が新型ウイルスの影響を受けるとの見通しを受けた前日下落分の大方を回復した。

S&P情報技術セクター (SPLRCT)は1.1%高。上昇率は主要11セクターの中で、エネルギーセクター (SPNY)の1.3%に次ぐ2番目の大きさだった。

<金先物> 新型肺炎がもたらす世界経済への影響を懸念した買いが入り、5営業日続伸。中心限月4月物の清算値は前日比8.20ドル(0.5%)高の1オンス=1611.80ドル。前日に続き、約6年11カ月ぶりの高値を塗り替えた。

新型ウイルス感染の拡大ペースは鈍化しているものの、製造業を中心に数多くの国際企業が中国に拠点を置いており、各国のサプライチェーン(部品供給網)などへの打撃が波及するリスクは依然くすぶる。このため、安全資産とされる金塊に対する需要は根強く、この日もプラス圏での取引が続いた。ただ、朝方発表された1月の米住宅関連指標が堅調だったことで、金塊相場の上値はやや抑えられた。

<米原油先物> 新型コロナウイルスの影響によるエネルギー需要減退懸念が後退する中、上伸した。 米国産標準油種WTIの中心限月3月物の清算値は前日比1.24ドル(2.38%)高の1バレル=53.29ドル。4月物の清算値は1.20ドル高の53.49ドル。

市場の次の注目材料は、米石油協会(API)、米エネルギー情報局(EIA)がそれぞれ19日夕、翌20日午前に発表する米在庫週報。週初がプレジデンツデーに伴う祝日だったため、発表はいずれも通常よりも1日ずれ込む。

ドル/円 NY終値 111.35/111.38

始値 110.44

高値 111.58

安値 110.41

ユーロ/ドル NY終値 1.0804/1.0808

始値 1.0790 (EUR=)

高値 1.0811

安値 1.0783

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 99*22.00 2.0139% (US30YT=RR)

前営業日終値 99*27.50 2.0060%

10年債(指標銘柄) 17時02分 99*12.00 1.5678% (US10YT=RR)

前営業日終値 99*15.50 1.5560%

5年債(指標銘柄) 17時04分 99*26.75 1.4094% (US5YT=RR)

前営業日終値 99*29.25 1.3930%

2年債(指標銘柄) 17時00分 99*28.88 1.4260% (US2YT=RR)

前営業日終値 99*29.88 1.4100%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 29348.03 +115.84 +0.40 (DJI)

前営業日終値 29232.19

ナスダック総合 9817.18 +84.44 +0.87 (IXIC)

前営業日終値 9732.74

S&P総合500種 3386.15 +15.86 +0.47 (SPX)

前営業日終値 3370.29

COMEX金 4月限 1611.8 +8.2

前営業日終値 1603.6

COMEX銀 3月限 1831.1 +16.1

前営業日終値 1815.0

北海ブレント 4月限 59.12 +1.37 (LCOc1)

前営業日終値 57.75

米WTI先物 3月限 53.29 +1.24 (CLc1)

前営業日終値 52.05

CRB商品指数 175.4986 +1.6860 (TRCCRB)

前営業日終値 173.8126 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200219T225202+0000

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