[北京/上海 23日 ロイター] - 中国国家衛生健康委員会は23日、中国本土で22日に新たに確認された新型コロナウイルスの感染者は39人と発表した。北京市が海外から持ち込まれる感染事例の対策を強化したため、5日ぶりに本土の新規感染者が減少した。
新規感染者全員が海外からの入国者で、主に、海外留学から帰国した学生だった。新規感染者は前日の46人から減少した。
中国本土の累計感染者は8万1093人。22日に新たに9人が死亡し、死者は累計3270人となった。
北京は23日から現地着の国際路線を全便、上海や西安を含む他の都市に到着させて入国者のスクリーニング検査を行うなど対策を強化。
北京の新規感染者は10人で、前日の13人から減った。
上海、広州の両市も現地着の国際路線の利用者に対するスクリーニング検査の対象を、感染者の多い国だけでなく、全ての国からの渡航者に拡大した。
上海の新規感染者は10人と、過去最多だった前日の14人から減った。
*内容を追加しました。