[東京 10日 ロイター] - 日銀の黒田東彦総裁は10日の参院財政金融委員会で、来春の任期以降3期目の続投の意志の有無を問われ、個人的な希望は全くないと語った。大塚耕平委員(国民)への答弁。
大塚氏は黒田日銀の異次元緩和の後始末は大変困難なため、むしろ黒田氏が続投するのが適当ではないかとして続投の意志を質問した。黒田総裁は、日銀総裁任期は政府が決めるものと述べたうえで「個人的な感想だが、来年の4月でちょうど2期10年になるので、再任されたいとか希望するとか、そういう個人的な希望はまったくない」と答えた。