[ニューヨーク 26日 ロイター] - 米クリーブランド地区連銀のメスター総裁は26日、同日発表された4月の個人消費支出(PCE)価格指数は期待外れだったものの、6月の連邦公開市場委員会(FOMC)で何を決定すべきかについて言及する用意はまだ出来ていないと述べた。
CNBCとのインタビューで、6月13─14日のFOMCで追加利上げが正当化されるかとの質問に対し「会合の結果を事前に推測するのはおそらく賢明ではない」と指摘。ただ、インフレ率の2%目標への回帰に向けてFRBにもっとやるべきことがあることが今回のPCE価格指数で強調されたとした。
メスター総裁は「次の動きが何であれ、そしてそれがいつであれ、上昇と低下の比重がほぼ等しいと感じるようなフェデラル・ファンド(FF)金利のポイントに到達することを望む。これまでのデータを見る限り、まだそのレベルには達していない」とした。
また、FRBは6月に判断する前により多くのデータを確認する必要があるとした。