Shinichi Uchida
[東京 25日 ロイター] - 林芳正官房長官は25日午前の記者会見で、スウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)加盟申請について日本政府として決断を支持すると述べた。日本としてNATOとの連携を一層強化する考えも示した。
スウェーデンの加盟を巡っては、トルコ議会が23日に認める法案を承認したほか、ハンガリーのオルバン首相も24日に加盟を支持し議会に批准に向けた手続きを早期に行うよう求める意向を示したことで、実現の見通しが強まっている。
林官房長官は、ロシアのウクライナ侵略により国際安全保障環境が厳しさを増す中で、同志国の連携がこれまで以上に重要になっていると指摘した。その上で、日本としてNATOとの間では自由で開かれたインド太平洋の実現を含め、「法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化に向けて連携を一層強化していく考えだ」と語った。