[東京 5日 ロイター] - 米ヘッジファンドのファラロン・キャピタル・マネジメントが富士ソフト株を5.35%保有していることが5日提出の報告書で分かった。報告義務発生日は11月29日。保有目的は「純投資および建設的な対話を通じた中長期的な企業価値向上(状況に応じて重要提案行為等を行うことを含む)」としている。
富士ソフトは、大株主の運用会社3Dインベストメント・パートナーズが企業価値向上策を求めており、低水準の株主還元や低評価にとどまる上場子会社などを経営課題に挙げていた。富士ソフトは11月8日に、買い付け総額約410億円で株式公開買い付け(TOB)で上場子会社4社の完全子会社化を目指すと発表していた。